ふざけんな!

今日元あーすの利用の保護者から悲痛な電話がありました。その方は小学生を子供に持つシングルマザーです。子供の将来に向け以前からずっと悩んでいました。

子供は必ず強く大きくなる、自分は年老いて小さく弱くなる。いつまでも一緒にはいられない子供と離れる事は辛く悲しいけれど子離れ親離れする決断がいつか来ると悩み覚悟をしている事を公言してきました。

今回震災による生活の変化、あーす休止による生活の変化及び子供にとっての癒しや成長の場が無くなった事でその悲しみや苛立ちそして苦しみの訴えを自傷、他傷する事で子供は母親に訴えて来ました。勿論養護学校の先生にも。その行為は日に日に強くなり母親の身体には多くの傷ができ、まるで交通事故にでもあったようです。学校の先生の腕や顔にもいっぱいです。

保護者は決断したのです。これ以上は子供も自分も耐えられない。そこで相馬養護学校にも、鹿島区の福祉課にも県の浜通り児童相談所にも痛々しい傷を見せながら、子供がパニックになっている映像を持ち涙ながらに今の現状、子供の将来等切実な思いを話したのです。

しかしながら各人達にはその思いは届いていないのです。入所施設を探していると訴えているのにも関わらず今まで何の動きも無く、ようやく連絡があり紹介された施設に身の危険もかえりみず3時間かけ行った施設で衝撃の言葉を聞いたのです。

等施設は入所は出来ません。ショートステイだけです、入所に関しては6月1日で一杯で児童相談所で分かっているはずですと・・・・

何の為に、3時間もかけ藁をもつかむ気持ちで来たのに・・・児童相談所の職員は知っているはず、私が、うちの子が何をしたのか・・・悲しく辛く涙を流しながら呆然と帰って来たのです。ありえない話です。

確かにまだまだ大変な家もあるでしょう。それは本人も分かっています、しかしながら身体の傷や心の傷の痛みはみんな同じでしょう。

学校や、児童相談所、相談支援センター、支援員、県の職員や県から痛くされお金をもらっている人は何故その心の痛みや悲痛な叫びが分からないのでしょう。いい加減にしろ!と言いたい。何の為に働いているんだと!!!

その保護者は何度死をイメージした事か・・・その人だけでは無いのです。本当に今障がい児者を持つ親は悩んでいるのです。勿論障がいの無い子の親もでしょう。

しかし話す事も自分の気持ちも伝える事も出来ない、人生の99パーセントを他人に依存しないと行けないこの親は本当に切実なのです。子を持つ親の気持ちはみんな一緒ですと訴えているのです。

そんな保護者達に国や県、行政にはもっともっと現実を知って欲しい、もっと真剣に他人事では無く取り組んで欲しいと強く願います。

親や子供達に光を与えて欲しい。弱者を黙殺しないでほしい、と切に願うばかりです。

もしこの保護者が最悪の選択をしたら関わった人達はどうしたのでしょう・・その事を考えると自分の休園した判断が間違いなのか命をどう守っていけばよいのかと考えさせられ、一日も早く再開できるよう考え行動しないとと決意させられました。

1件のコメント

  1. 井上貴 より:

    上条君、おばんかたです。
    井上です。
    今日のコメントは、痛ましくて、ついキーボードに向かってる。
    施設を閉鎖したことは、鹿島に行った時に聞きました。なんと言うてええんやろね。「さぁ、これから!!」と言う時に。ほんまがっかりしてるやろね。

    個人を大事にしてくれない国に将来は無い。
    それに尽きるね。
    個人を大事にしてくれていれば、思いをめぐらし
    スムーズな避難誘導や、生業の障害を排除してくれたり、支えになってくれたり・・・。

    今回のような 汚染された牛たちが、死んでなお苦しむことも無かったはず。
    今回のような、親御さんは、笑顔が絶えなかったはず。

    自分たちは、怒ることをやめないようにしよう。
    そんでもって、助けてくれた人たちのためにも、そして、今は悔しいけど助けられないこのような親御さんたちのためにも、自分たちは、怒ることをやめないようにしよう。
    いろんなところで声を上げよう。本当のことを、包み隠さず つないでいこう。感情的になってしまうのは人間やもんしょうがない。
    でも、できるだけクールにスマートに、怒りをぶつけよう。
    痛い目に遭った自分らがあきらめてしまえば、誰かが楽をするだけ。「効率的」と得するだけ。

    自分たちは、怒ることをやめないようにしよう。

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