大先輩の話「Mさん編」
年配の人や職人の人の話を聞くことが大好きである。
約20年前に福島県に埼玉県から縁がありやってきました。
その中で様々な人と話をしたり、一緒に仕事したりしました。
叱咤激励もあり褒められたり泣かされたり、考えさせられたりしながらきました。
何も地方の事は知らず埼玉から出てきて、最初は本当に大変でした・・
Mさんは200名を超す人を雇とっている会社の社長です。
Mさんは朝5時には会社に来て真っ暗になるまで会社にいる人でした。
仕事以外にも趣味が多彩で、花や庭作りがが大好きで沢山の蘭や花を趣味でしていました。
人の何倍も働き人の倍考える、効率、能率を常に仕事に生かしている人でした。
最初の頃僕も若く何もわからない、出来ない若造でした。
あるとき日曜日で仕事を休み車を洗車をしていると突然注意をされました・・・
「仕事はいくらでもあるのにこんな天気の良い日に何故仕事をしない!
車を洗ってる余裕はない!日曜祭日は休みとはだれが決めたんだ?」
「今働かないでいつ働く!遊びは年を取ってからでもできる!仕事は若いうちしかできない!」
「男の価値は何でもできて稼げる事だ!」
「日中しかできない仕事は日中に、人付き合いは夜にしろ!明るいうちは体を使え!」
「他人と同じではいつまでたっても他人と同じ、良くもなれないし勝てないぞ!」
「若いうちは休むな!無理がきく若いうちに体と頭を使え!」
「何でも無理だできないと言うな!」
などと会うたびに言われました。
こんな話がありました。
「何か一つをやるにしても他人に何でも頼むな。」
この意味ってわかりますか?
もしも部屋にコンセントを取り付ける必要があって、それを自分は出来ないからと
工事人に頼めば1万円の出費となる。
しかし、自分でやろうとすれば、道具代が千円かかっても出費はそれだけで済む。
もしもそれが成功しなくても、「道具」と「それに取り組んだ経験」は残る。
だから、なんでも簡単に人にお願いしてしまうのは損なんだよという意味です。
「自分がやりもしない内にできないと決めるな。」
「宇宙にロケットが行く時代なんだから、出来ないなんて言うな。」
「若いうちから『疲れた』と言うな。」
Mさんからは色々と言われました。
すぐに理解できたことばかりではありませんが、今思うと全て納得の行く事ばかりで、
Mさんの教えてくれたことは僕の礎となっています。
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