大切なのは命だよね?

今の国や県の姿勢は全然納得がいきません。
人の命をどう考えているのでしょうか?

ある人はこう言っています。
「今、福島県の子供達に必要なのは教育です。きちんとした教育が受けられない子供達が
かわいそうだ。すぐに学校を再開させて授業をうけさせるべきだ。」

またある人達はこう言っています。
「少しでも、早く南相馬しを再建するためには市民に戻ってきて見らうことが必要だ」

またある人はこうも言っています。
「国は年間20ミリ、避難区域は30㌔だったからそれ以外は大丈夫問題はない」

おいおいおい・・・。
その前にもっと大事なものがあると思います。
僕が子供のころ教わった事は「大切なのは命と健康」です。
それは決してお金では買えないと。

教育は子供の健康が確保されてからの話でしょう。
福島県産の食べ物の安全性を証明するために学校給食に福島県産材を取り入れたり、
学校だけを除染して一番過ごす時間が長い家庭の除染に力を入れていなかったり、
本当に子供達の健康の事を考えているのか疑いたくなります。
南相馬市原町区でも10月から学校が再開になりました。
今はもう安全になったの?原発はもう大丈夫なの?放射線量は下がったんだっけ?
学校再開に反対する声すら聞こえてきません。

数日前に新聞やテレビをにぎわせた、原発再臨界事件!
日本国民全部があわてる様子もなく通常の生活を送り何でもないような反応・・

よく考えてください。今現在原発は終息してないですよ!

僕はこう話しています。原発と名の付く時限爆弾は勝手に動き出す、いつどうなるか
わからない事を国や東電が認めてる!

自分達の事です。よその国じゃないんですよ!

もっとみんな強い意識を持ちましょう!

 

かんたんに言うな!! <子供達のこと>

東電は精神的被害を補償します、とか簡単に言うけれどその一言ではすまして欲しくない!

避難や、屋内退避、生活に関する不便さだけでない本当の精神的被害が子供達には
あるでしょう!
親としての精神的被害をどう考えてるのか!
そこを声を大にして言いたい!

大人は東電に対し意見は言える、でも子供達は親にも言えず東電にも言えず良く理解が
出来ていないまま現実を受け入れ生活をしています。
親として何が一番つらいか!子供達に自分の本当にしたい事をさせてあげれない事は
何よりもつらい!
いまだにどうしたら良いのか悩みます。

僕には3人の子供がいます。長男は高校2年生、二男は中学3年生、長女は小学6年生です。
長男は地元の高校に通い小学校よりサッカーを続け高校でもしています。

二男も地元の中学に通いサッカーをずつとしていましたが今現在の避難先にはサッカー部
は無く仕方無く違う部に短期間のみ入りました。

長女は4才からクラッシクバレエ教室に通いピアノやスイミング、学校では金管部に入り
毎日生活をしていました。

子供達は常に次の目標に向け友人や指導者と共に頑張っていました。

僕達がそうであったかのように子供達も一番の楽しみ生きがいがあったのです。

親は子供達の成長に期待をしその毎日の成果や様子を見るのが楽しみだった!

その事はどこの家庭も必ず一緒だったはず!
長男は避難当時から避難をしない友人たちと連絡を取り合い、南相馬市の情報のやり取りをし、
緊急時避難区域外での学校再開に合わせ避難先の鳴子より帰宅、避難先ではあれほどごねていたのに
今では義妹宅に身を置きながら毎日楽しく生活をしています。

二男は避難先に幼なじみがいたためとりあえず元気に生活はしていますが、サッカーは
できず、中学校最後の大会にも参加することはできず、今後の高校進学に関しても決断
できず半ばあきらめ、行きたくもない学校を受験をたぶんすることになるでしょう・・・

長女は来年中学生、今現在は学校に友人もでき楽しく通っています。しかしスイミングや
バレイ教室は無くレッスンもしない体は固くなり、もちろんリズム感をやしなう為のピアノ
でしたが、今はなにもしていません。通わせることができないし無いのです・・・・

正直な所、どうするのが子供の為になるのか、わかりません。
放射能漏れと放射線量が落ち着くまで不自由な中で我慢させて避難先で数年間過ごさせる
のがいいのか、多少の被曝は覚悟してでも友達とのつながりとか今しかできない事をさせて
ストレスのない生活を送らせてあげた方がいいのか・・・・自問自答を繰り返しています。

東電は「補償します」という言葉を繰り返すだけだけど、解決策を出してくれるわけじゃない。
僕たち親はこの悩みから解消される事はないんだと思う。