始めない理由

最近よく聞かれる。いつ再開するのですか?
何で再開しないのですが?

それにはこう答えています。

今あーすの空間線量は平均1μ㏜風向きにより1.5μ㏜位まで普通に上がります。それ以上の
時もあります。
また井戸水からはセシウムが10ベクレル民間の検査で検出されました。
中庭のあちこちからは雨樋からの影響を受け高い放射線値を出しています。

我があーすは山に囲まれた場所にありホットスポットも直線距離で1キロ位の所にあり
利用者の住む原町、鹿島、相馬、新地の町よりも空間線量が常に高いのです。
郡山の様に市全体が高いかもしくは利用者の住まいと僕の所が同じ線量なら間違いなく
すぐにでも再開しますと・・
ある利用者のお母さんは理解が難しい子供にマスクや外で遊べない理由を外には
毒があるからと教えたそうです。
その毒が薄い所から濃い所に連れてくるのはありえないでしょう?と話しています。

昨年12月に市役所申し込みによる内部被ばく測定を僕、高2息子、義妹の3人で
私立病院でうけました。

息子は3月は埼玉県に4月は宮城県鳴子、5月から高校が相馬市で始まる事により
南相馬に戻り義妹宅で生活を今現在もしています。毎日マスクをし6月から相馬でクラブ
活動サッカーをしていた。
義妹は一度も避難する事無く屋内退避時には鹿島区の実家に住み今現在も南相馬市で
工場の総務で勤務。

自分3月埼玉に避難、3月中3度南相馬に戻り、4月から鹿島区上栃窪のあーすにて生活。
6月いっぱいは鹿島にて生活7月から9月仕事で北海道、10月から11月新潟県及び東京。
その間たびたび鹿島に戻り生活や施設の維持管理の為草刈りや木を切ったりしていた。

簡単な生活歴です。
結果は想像どおりでした。

息子 Cs134 345ベクレル Cs137 356ベクレル   預託実行線量 0.032μ㏜

義妹 Cs134 261ベクレル Cs137 検出されず  預託実行線量 0.042μ㏜

僕 今回の測定では放射性物質は全て検出されず。

どうですか?このような結果がでました。残念です・・想像していた予想通りです。
数字が一番高いのが一番若いのです。
息子は自分で言っていました。俺はクラブでサッカーをしていたからだと思う。
同じ友達も親より子供の方が数字が高い!と話していました。

息子は相馬市でサテライトで学校に通い学校がクラブ活動を再開する事になり
参加しました。毎日今現在もマスクをし生活をしています。
学校を責めるつもりもありません。
ただみんなに知ってもらいたい、相馬も安全でないという事、数字が許容範囲だから
平気だではなく相馬でもしっかりでているという事を。

この問題と同じことがあーすを今再開したら、子供達から出る可能性が間違いなく
あるという事です。
一緒に生活暮らしている親からはでず、学校やあーすに通っている子供から検出されたら
どうですか?

僕にはできません。

報告書には何気なくこんな文章が書いてあります。

今後の生活で内部被曝を減らすよう、食事や水分摂取は留意が必要です。

ありえない事です。

ある市議会議員は言いました、数字が低いから大丈夫、相馬での学校生活は関係ないん
じゃないの?クラブ活動が関係してたら相馬の子供達からは全部検出されるよね?

僕は言いました、飯舘、郡山、栃木、千葉でも仙台でも植物から出てるだろ!
よく考えればわかるでしょう!セシウムは土や埃地面にある!
空気中に漂ってるものでない!
今すぐ子供達は優先に全員調査するべきだ!

なんとも思っていません。役人は・・駄目です。

二本松マンション問題にしてもすべてそうです。

今日の新聞で川内村が帰還に向け飲料水の基準を国の1キロ当たり200ベクレルを10ベクレル
まで厳しくすると書いてありました。もう我が井戸水は10ベクレルです。
まだ厳しくなると思っています。外国ではまだまだ基準は厳しいのです。

わが井戸水はまだまだ汚染されるでしょう・・

ますます内部被曝に関する事は問題になると思います。
国や県、市はその都度ごまかし責任逃れを言うでしょう。

物はお金で解決できるでしょう。

健康、命はお金では解決できないでしょう!まだまだ国や東電や県や市が安全や命を
守るとそして責任をすべて認めない限りは安心して再開は出来ないと思っています。