新しい作物?

今毎日相馬にいます。海からは三キロ位離れているのではと思います。毎日流木を3人組で切、そろえ運び出すという作業をしています。主に元田んぼだったところの片付け作業です。

田や畑の跡地には水がたまり、ごみが散乱しヘドロのにおいが充満するほどです。

しかし生物の生命力は凄いです。詰まった用水や汚れた川にも魚がいっぱい泳いでいます。

そして、田んぼの後地にも無数の穴が・・何かが動き、水が動いています。その穴の数は数え切れないくらいです。

何かは動いてはいます!達磨さんが転んだの要領でパッと振り返って見るとそこには大量のカニが??何故?どうして?こんなところに?

簡単な事です。津波が運んできたのです。カニを瓦礫や砂と一緒に。新しい住処として定着していたのです。もの凄い数のカニまるで育てているようです。

通りすがりのおじさんに聞いてみました、このカニは食べられるのか?おいしいのか?

おじさんは言いました。つまみに揚げて食べると美味しかった!でも放射能で食べれないよって・・震災前は取って食べたのに、食べれたのにって・・

沢山のカニの動きに驚きと楽しさを見付けたと思ったのに最後に今のつらい現実にもどってしまいました。